ケーシー・リング <過去からの記憶>

ケーシー・リングが語る、過去からの記憶。
そこには古代の物語が隠されています。

アトランティス、レムリア、惑星意識。
そういうお話を、物語を語る場所。

今の世界とは違う、そんな世界を感じてみてください。
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    アトランティスの記憶イラスト特集 またもや
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       今回も、いつもの美麗イラスト送っていただきましたので、そのご紹介です。
      毎度毎度ありがとうございます。
      私の「これはイラストにしてほしい!」という場面もしっかり書いて頂いておりまして。
      私は満足です。
      って、私が満足しててもしょうがないですけど。

      まずは渋いこの一枚



      良い味出てます。もっと大きなイラストだともっと雰囲気ありまして。
      あの粒子とプレートの関係をイメージさせてくれるイラストです。

      次は創世記


      スーベロス誕生のシーンですね。こちらも幻想的でいいですねぇ。
      私には書けない絵です。

      ついで、地下道ですね。


      アトランティスの地下にある空洞とか。都合の良い展開で私もびっくりでしたが。

      そして、最後に。書いていて一番私が思い入れがあったシーン。



      ぐっと来ますねぇ。
      フェールの最後のシーンですが。

      私の好きなシーンというと語弊ありますが。
      書いていてい一番思い入れのあるシーンでした。
      ここから、二人の葛藤が生まれてそれが世界を動かして行くのですから。
      この場面がもしも無ければ、そのまま大陸の崩壊は無かったのかもしれませんねぇ。
      なんて考えると、このシーンの意味はかなり大きいのです。

      本文にも入れておきますので、また読み返す時に楽しんでくださいね。

      | ケーシー・リング | アトランティスの記憶  | 22:22 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
      宇宙港
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        次に連れてこられたのは、そのキューブを運び出す場所、つまり宇宙の港。

        宇宙へと物質を送り届ける方法は物理的に運ぶ場合と、物質を変換して運ぶ場合とがあって、それぞれの宇宙人ごとにそれは異なっていると言う事。

         

        地球では物質っぽくしていても、本星では非物質の存在も多くいるみたいで。

        そういう人達は、キューブを運搬するときはその物質情報を転送するようなやり方を行う。

        この場合、コピーではなくて、転送。

        非物質的存在は、情報ですべてを交換しているので、キューブにあるエネルギーそのモノをダイレクトに使うというよりは、そのキューブにあるエネルギーの波動を使って純粋な情報交換に使っていると言う感じか。

         

        概念が僕らと基本的に違うので、説明もなにかイメージ的な感じになってしまう。

        僕らには今一つ理解できないけど、何か凄い事しているのは分かる。

         

        こういう存在は宇宙船みたいなものは使わずに「ポンプ」と呼ばれる装置を使う。

        転送装置と言えばそこまでだけど。

        だから、宇宙港までわざわざ来なくてもいいような気もするけど、ある程度集めてなんでも動かした方が効率が良いので、キューブを使ったり、宇宙人の移動なんかは宇宙港ですべて行う事になっている。

         

        この非物質型の宇宙人のところはあまり面白く無かった。地味だし。

         

        やはり、宇宙港と言えば宇宙船。

        と言う事で、次に連れてこられたのは肉体を持った、僕らと同じような肉体メインの宇宙人の移動する船が発着する場所へと連れてこられた。

         

        皆窓に駈けよる。

        広い宇宙港には、巨大な船がゆっくりと降り立ち。

        そして物資を運び込んだり、その周りでいろいろな人達が働いている姿が見える。

        白い船、銀色の船。

        形は丸い形、三角の形が多い。それは、大気に下りてくるときに都合がいいからその形になっていると言う事。

         

        そんな船の中で僕の目に入ったのは、空にそそり立つような巨大な白い船。

        端末で見ると、それは500光年先の星から来た船だという。

         

        宇宙での航行は肉体を持ってそのまま移動する場合、時間というものに縛られてしまうけど、この人達は次元を抜ける事で時間を気にせずに旅をしているらしい。

        その仕組みは良く分からないけど、肉体をその瞬間は失くすとか、なんか、読んでいると凄そうな事が書いてある。

         

        これは、後でじっくり調べる必要あるかな。

        端末にメモをしておいた。

         

        宇宙港は後日自由行動の時にまた来るから、その時に調べてもいいし。

         

        今見ているのは宇宙港の陸地側。施設などが密集している場所で、ここだけでも1つの街くらいの大きさあるけど、

        宇宙船は海側から出入りするので、宇宙船の発着場は海になる。

        そちら側の地域も含めると、広大な地域が宇宙人との交流に用意されているという事になる。

        こういうのがいくつも大陸にあるというのが凄い。

        建物の向こう、遠い海の方で、何かが動いているのが見える。

        これから飛び立つ宇宙船が移動しているところなのだとか。

         

        重力を使う技術なので、一気に加速しなくても上に上がって行く。

        丸い船がふわっとゆっくりと、空に浮かんで行く様は何か遠くで誰かが手放した風船が浮いているようにも見えてくる。

         

        宇宙船の発着場は自由行動の時に見に行く予定なので、そっちでゆっくり見ようかな。

        近くで見ると、もっと迫力あるかもしれないし。

        あの遠くに風船見たいに見える船も、長さ5キロくらいあるって事らしい。

         

        そして、次は宇宙人との対話になる。

        今回の研修旅行で楽しみにしていたイベントの一つだ。

         

         

        | ケーシー・リング | レムリアの記憶 | 08:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        集積地
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           スペースシードの集積地に到着した。
          スペースシードは収穫される前の作物から回収される。
          だから僕らが食べる穀物部分はもう少しあとで収穫にになるけど、スペースシードは今が収穫期。
          植物はスペースシードを濃縮するのだけど、そのなかでもさらに効率の良い品種が、この穀倉地帯で生産されている。
          通常の穀物の3倍は収穫できるのだそうだ。

          宇宙から降ってくるなら、宇宙で回収すればいいのに。
          と思うのだけれど、それだと希薄すぎて集められないんだとか。
          金や銀なんかは、実は膨大な量が海に溶けているけど、それを回収するには大きなエネルギーが必要になるのと同じで、その物質を濃縮してくれる存在を置いておくほうが効率がいいんだとか。
          しかし、惑星の一部でそんなに豊富に集められるのかな?
          と思って端末を見ながら施設の見学を行っていく。
          スペースシードの収穫は、穀物畑の上空を低空飛行する飛行隊から数百本ものチューブを垂らして、それで作物から回収する感じ。
          見た目は巨大イカの襲撃みたいに見えるけど。
          イカの足の部分が作物からスペースシードを回収する部分で、上の頭のところがそれを保管するタンクみたいな感じ。
          一杯になるとイカは地上にある巨大なデシロックルに戻ってきて、そこに集めたスペースシードを保管して、また回収に向かう。
          まるでミツバチが蜜を集めるようなかんじで、みていると面白い。
          イカは人口知能で動いているらしいのだが、なかなか個性があって。
          サボるのもいれば、一生懸命働くのもいる。
          こんな、機械の中にもいろいろ性格が出てくるんだな。と妙なところに関心してしまった。

          そうやって回収されたスペースシードは、そのまま濃縮施設に運ばれてそこでキューブといわれる形に保管されていく。

          単に見た目の入れ物が四角いのでキューブと呼んでいるけど、宇宙人には宇宙人なりの呼び方があるらし。
          その現物を見せてもらった。
          キューブ自体は片手で持てるくらいの大きさで、重さも軽い。
          「この中に、でも300万体のデリュフス星人が満足できるくらいのスペースシードが入っているのよ。」
          と先生が言う。
          こんな小さなものに。
          宇宙の技術というのはすごいものだ。
          こうやって完成したキューブを、惑星直通の異空間ライナーに載せて送り出す。
          異空間ライナーは宇宙人でも非物質世界とこちらを行き来している存在が使うもので。僕らはそれは使うことができない。
          僕らは肉体とのつながりが強い種族だから。この星で生活することが基本的な生存理由になっているんだし。

          スペースシードこれからしばらく回収され続けて、それで500の星の存在たちが一年暮らせるくらいの量になるらしい。
          もともと、個体数が少ないというのもあるし、そんなに食べないというのもあるんだろうけど。
          そんなに多くの存在がこの穀倉地帯に命を預けているのかと思うと、この場所の大切な意味が理解できてくる。
          こんな田舎の畑耕していてもねぇ。とどこかで思っていたけど、
          母や姉がここに暮らしているのも、これを知っているからなんだろうな。
          だから、この地域に住んでいる人たちはあまり移動をしない。
          この場所を守ることに誇りを持っている。
          そういうことを、先生が教えてくれた。




           

          | ケーシー・リング | レムリアの記憶 | 08:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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             サラッティが駆け寄ってきて
            「今日からよろしくね。」と言う。
            他のメンバーとも合流し、僕らのグループ全員がそろった。
            これからまる2日間はこのグループで行動する。
            グループにはそれぞれ名前をつけてあり、僕らは「ソレフス」。セティファムとシェラットのところは「アルイフォフ」と言いう感じで。
            このあたりの名前の由来はレムリアの創世記神話に出てくる神々の名前をもじって使っていたりする。
            先生がやってきて、全部のグループメンバーを把握する。
            これは端末を使ってやるので、きちんと全員並んでいるわけではなくて、グループが固まっているその間を先生が歩きながらチェックしていく感じ。

            1人の漏れがないか、顔と端末の情報を確認しながらおこなっていく。
            僕らが使っている機械、端末やデシックルなんかもだけど、動力は重力の差異を電力に変換するシステムを使っている。
            そこに粒子と呼ばれる技術も少し入るけど、基本は重力を扱うことが僕らの技術の根幹になっていて。
            それは宇宙船などで使われている技術の応用だそうだ。
            そして、僕らはグループごとの「ギャロット」に乗って移動することになる。
            街中は、この粒子といわれるもので導かれている乗り物に乗っていく。
            デシロックルのように自由に走れるわけではなくて、ギャロットは決まったルートを行き来するだけの乗り物。
            僕らが町で動く歩道に乗っていくのと同じような感じかな。
            これは、塔のある国から来た技術とかで、一定の場所で動かすにはとても効率のいいシステムなんだとか。
            端末からの情報に眼を通して関心していると、よこからサラッティが覗き込んでくる。
            「何?調べてるの?」
            「このギャロット、と言う乗り物について。」
            「男の子は機械がすきなのねぇ。」
            「こういうのを調べるのも今回の研修の目的じゃないのかい?」
            「端末に全部記録させてて、後で必要なの検索すればすぐじゃない。」
            「そういう大雑把なこと考えていると、後で泣きをみるんだよ。」
            というような会話をしつつ、まったく揺れないギャロットに不思議な感覚を覚えていた。
            重力の制御とかでないのに、この安定感はなんなんだろう。

            高い建物と、見たことの無い建物と、ギャロットの天井一面のガラス越しに見える世界に、みな眼を奪われていた。

            金色のように光る建物。そして、透明なカバーに覆われたような建物。
            それらの間にある天をつくような巨大な木々。
            端末からの情報を見ながら、聞きながらの移動になるのだけど。
            その巨大な木は、町の中にある浄化システムの一環らしく。
            排水や雨水を循環させる場所に存在しているのだとか。
            町全体が金色なのは、内部からの発熱を抑えて、外部からの熱吸収を良くしいてるからだとか。
            いろいろと情報が下りてくる。
            その必要なところをコピペして保存していく。
            サラッティのように後日派の人たちは、そのまま全部ダウンロードしていたりするけど。
            この人たちは、後でどうせ僕の資料を見に来るんだろうなぁ。

            そんな感じで街中を移動して、これから農業地帯のスペースシードを集積する場所へと移動する。




            | ケーシー・リング | レムリアの記憶 | 09:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            旅行
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              宿泊研修の当日。

              学校の前に、大きなデシロックルが2台停車している。

              一台50人のれるらしく、最初の移動は男女分かれての移動になる。

              街に入ってから小グループに分かれて行くみたい。

               

              移動中の車内は賑やかだった。

              それぞれが端末を使ってやり取りしていたり、誰かが歌を歌い出すと、それが車内で合唱になったり。

               

              先生は別のデシロックルでやってくるので、車内はある意味やりたいほうだい。

              モノは食べるわ飲むわ騒ぐわ。

               

              「セティファムにお土産買えそうにないんだが、どうしよう。」

              と隣に座ったシェラットから相談を持ちかけられたが。

              「そんなの、行ってみなけりゃ分からないだろう?宇宙港にも店くらいあるだろうし。」

              と言ってやると、

              「どういうのが好みか、聞いてないか?」

              「セティファムは紫が好きだから、そういうの選べば?あとは自分がに会うと思うのを買ってあげればいいんだよ。」

              「それが難しいからお前にきいているんじゃないか。」

              「僕に聞いたら、僕が選んだ事になってしまうだろうに。」

              「そう言われればそうだな。」

              なんて会話をしているが、これは端末を通じての会話。

              車内はうるさくて普通に話ができない状態になっているからだ。

              端末にヘッドセットをつけて、それをつないで会話している。

               

              誰かが端末から音楽を飛ばして、デシロックル内にあるスピーカーに送り。大音量で最近はやりのダンスミュージックが流れ出すと、そこで車内がダンスホールと化す。

              一方、片隅ではこうやって端末を使って会話をしていたりして。

              自由にそれぞれが道中を楽しんでいる感じ。

               

              「さて、ちょっとおどってから、自分の感覚を磨いてみたらどうだ?」

              と僕が言うと、シェラットも頷いてヘッドセットを外して。

              踊りの輪に入っていった。

               

              車内には椅子があるけど、すべて可動式なので中央部分は綺麗に折りたたまれて広い空間になっている。

               

              ダンス、踊り、そういうものは自分の意識と肉体の意識。そのバランスを取るのに最適、と言う事で結構みな音楽に合わせて体を動かす事が多い。

              今日なんかは、宿泊研修なんで、無駄に盛り上がっているだけのような気がするけど。

               

              ダンスに一息ついて飲み物を飲んでいると、端末からサラッティのメッセージが

               

              「今どう?」

              「ダンス中。」

              「こっちも(笑)」

               

              という感じで。女子のところもダンス中か。

              セティファムはどうしているんだろうか。

               

              と思ってセティファムにメッセージ入れると

              「ちょっと寝てた。」

              と一言。

              踊り疲れて眠くなったのだとか。

              そんなに踊っているのか。

               

              女子の車内の様子も気になるところ。

              とセティファムにメール送ると、すぐに動画が送られてきた。

              こっちもお返しに男子車内を撮影して送る。

               

              確かに、みな踊っている。しかも重力を切っているみたいで、全員浮いているじゃないか。

              こういう大きな車は、いざという時に人を多く運べるように、車内だけ重力を切ることができる。

              ただ、それをやるとバランスが取れなくなってあぶなくなるからよほどの事がないとしないのだけど。

              「女子、やるなぁ。」

              みんなその画面を見て感心していた。男子はぶつかったりする事を考えると危なくてやってられないからね。

              女子ならではの発想なのかもしれない。女子は上手い事互いの動きを見ながら、ぶつからないように互いに調整しながら踊っている感じ。

              ここが男子には無理なところだな。

              僕の端末映像を男子皆に配信していたので、それぞれが見たり、踊ったりしているなかで。

              「いやぁ、しかし、これは良い眺めだな。」

              なんて鼻の下を伸ばしてみているメンバーも増えてきたところで、ちょうどいい感じに画面がカットされた。

              セティファムもこれ以上はまずいと思ったみたいで。

              無重力なので、いろいろとめくれたりしてしまうので。

              だんだん激しくなってくると、服も脱げてしまうのが無重力の時の注意点。

               

              「良いもの見せてもらいました。」

              とセティファムにメールを送ると

              「バカ」

              と一言。

               

              そうやって異常に盛り上がっていても、

              目的地が近付いてくると、いそいそと皆片付け始める。

              そのあたりのメリハリはあって、これからちゃんとしないといけない時はちゃんとするのだ。

              その分、ハメを外す時は思いっきり外す。

              だから、デシロックルの中に先生は乗りこまない。

               

              目的地の町まで、デシロックルで4時間。

              その道中は皆で飲んだり食べたり踊ったり。であっという間だったけどね。

               

              公共の交通機関ではこれができないので、研修旅行ならではの楽しみだったりする

               

              目的地の街が見えてきた。

              今度セティファムが引っ越すアシュレイの街のその先。ラフルシェルトにやってきた。

              このラフルシェルトは、宇宙人の言葉らしくて、「収穫の喜び」的な意味なんだそうだ。

              収穫の喜びの街、宇宙人からしてみればそうなんだろうね。

               

              そこで一度大きなドーム状の施設に入り、そこで全員デシロックルを降りる。

              そこでは街に関する説明と、街のゲートシステムに入りこむためのスキャン(ウイルスチェックみたいな事)をされてしまう。

              肉体と、端末と、その両方を行っていく。

              僕らは白いゲートのあるところを通り過ぎて行くだけ。端末は何かの装置のなかを通されていく(飛行機の搭乗ゲートをイメージしていただけると近いです)。中には数人捕まってしまうメンバーもいたけど。

              そう言う人はウイルス解除のプログラムか、肉体の場合は薬をもらってもう一度通過する。

              全員、それで問題なかったので、一度集められて。

              そして、これからがグループごとの行動になってくる。

               

              何気にセティファムを探すと、すでにシェラットがそっちに居るのを見つけて。

              これから数日、どうなるものやら。と眺めていると、

              サラッティが笑顔でこっちに駈けてきていた。

               

              | ケーシー・リング | レムリアの記憶 | 09:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              スペースシード
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                家に帰って、僕はセティファムにメールを送る。

                自由時間の、自分達のグループが行動する内容を教えて、それで当日に会える時間とかあると面白いね、と言う感じで。

                 

                すぐに返信があって、それを見ると宇宙港に行く時間帯がほぼ同じである事が分かって。

                そのあたりで合流できるといいかも、

                なんて話でちょっと盛り上がっていた。

                 

                宇宙港というのは、レムリアと宇宙人とのやり取りを行っている場所であって、大陸中に4の施設が存在する。

                僕らの今度行くところは一般的な人達がいるところで、比較的姿も僕らと近い人達が行き来するところなんだとか。

                 

                他のところは、基本的に人間っぽくない人とか。環境が違う人達が使うところみたいで、個人的にはそっちの方に行ってみたいと思うところ。

                ゲートから見る情報では、この世のものとも思えない姿の人々が居る見たいなので。

                そういう人とのコミュニケーション等にとても興味があるところ。

                 

                なぜ、この穀倉地帯の近くに宇宙港が存在するかというと、他の宇宙人でも植物質のものからエネルギーを得るところは結構あるらしく。

                輸出用の商品、として穀物を栽培しているところもあるからだ。

                 

                穀物をそのまま積んで帰るわけではなくて、そこから抽出するエネルギー物質を回収して行くのだとか。

                 

                その残ったものを僕らが食べ物にしていたりするので。

                良く考えると微妙なところ。

                 

                循環と考えるとそうなんだけどね。

                宇宙からのエネルギー「スペースシード」(太陽光線以外にも、宇宙から送られてくる非物質のエネルギー。植物はそれを吸収して生きている、というのがこの世界での常識。)を得て成長した穀物から、宇宙人が、そのスペースシードを回収して行って、その残りの地球の物質で作られた穀物の物質的なところを、僕らが食事として体に取り込む。

                 

                スペースシードは非物質的なエネルギーなので、僕らのような肉体を強く意識している人間達には何の栄養にもならない。

                少しは意識に影響は与えてくれるみたいだけど、それだけで生きていけるわけではなくて。

                非物質的な意識の強い宇宙人達にはそちらが主食となっているみたいだけどね。

                 

                なら、宇宙でそのスペースシードを回収すればいいようなものだけど、それは効率が悪いらしく。

                地上で植物が吸収し、蓄積されたもののほうが質がいいらしいんだとか。

                とくに、この星には良質のそれが集まるらしく、宇宙人も好んでここを訪れてくる。

                 

                銀河で見てもこの星はかなり特殊な場所に存在しているみたいで、銀河の中央から流れ出すスペースシードの集まる、その流れの先端にあるそうで。

                 

                僕らが「この場所は肥沃な土地だから、農作物でも作るか」と思うのと同じような感覚なのかもしれない。

                「この星はスペースシードが集まるから。ちょっと畑でもつくるか」みたいな?

                 

                僕らがこうやって町や穀倉地帯を作るときのアイデアやその方法に関しても、その宇宙人達の意識が入っているみたいで。

                 

                僕らは宇宙人との関係があって、今の文明が完成している感じだったりする。

                 

                この今使っている端末も実はそうで。

                「塔のある国」では粒子という特殊な仕組みで動くみたいで。僕らもその粒子は少し使っているけど、端末などを動かすのは、また別の仕組みで動かしている。

                 

                スペースシード、は食べ物だけど、宇宙からの別のエネルギーがまた存在していて。

                それを使っているらしい。

                そのあたりの話はまだ先に教えてもらえるけど、僕らの文明を支えているのは全部宇宙との繋がりのなかから生まれている。

                 

                セティファムのお母さんは、この宇宙からのエネルギーとかを取り扱う仕事をしていていて。

                それで、今度移動することになったと言う話だった。

                いままではスペースシードの方だったけど、これからもう一つのエネルギーのほうへと担当が変わったからだとか。

                 

                そうだ、セティファムに早く歌を作らないと。

                でも身近にいるせいか、なんとなくいい感じが思い浮かばない。

                 

                宿泊研修後でもいいかな。

                そう思ってセティファムのメールにそう付け加えると。

                 

                「待ってます。」

                 

                と一言。

                セティファムは、メールの文面だけ見ると分かりにくいけど、僕にはその一言を書いている時に、笑顔を浮かべているセティファムの様子が思い浮かんでいた。

                 

                そして、研修旅行の準備をして。明日に備えていると、メールが入って来た。

                それはサラッティから。

                 

                「明日、よろしくねー」と言う感じの内容で。

                僕も返事を書いて送ると

                「歌の感想、明日伝えるね。」

                と最後に一言。

                 

                うーむ。聞きたいような、聞きたくないような。

                とはいえ、サラッティの反応次第ではセティファムのうた作りも変化するので。

                あしたはちょっと心して聞く事にしよう。

                 

                すると、もう一通メールが。

                シェラットからだ。

                 

                「明日楽しみ〜。」

                と言う内容だったので特に返事も書かずに放っておいた。

                こいつ、セティファムが引っ越すって聞いたら、かなり落ち込むだろうなぁ。

                 

                そんなこんなで。それぞれの思いで明日の準備は進んでいった。

                 

                 

                 

                 

                | ケーシー・リング | レムリアの記憶 | 09:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                音楽端末
                0
                   

                  翌朝

                  サラッティから音楽用の小型端末を借りて。

                  そこに僕の端末から音楽を落とし込む。

                   

                  その画面が消えてから音楽用の端末を手渡すと、サラッティはその端末を両手で大切そうに抱え込んで。

                  「ありがとう!」

                  と笑顔で答えてくれた。

                  こんなに喜んでもらえるとは思っていなかったので、ちょっと驚いていたりする。

                   

                  「さっそく、聞かせてもらうわね。」

                  「いや、できれば僕のいないところで聞いてほしいけど。」

                  「なんで?」

                  「ダイレクトに反応がでるよりも、少しオブラートに包んでから感想を見せてほしいしし。」

                  「そう、なら後でこっそり教えてあげるわね。」

                   

                  そういう会話をしながら、学校へと向かう。

                  今日は明日からの研修の打ち合わせで終わるので、学校自体は早く終わってしまうのだけど。

                  その後は自主的活動って感じになるので、前のグループ活動をするメンバーも多いし。

                  本当にそのまま解散するグループもいる。

                  で、僕らのグループはと言うと、真面目なライレットの提案で、午後はそちらの打ち合わせと言う感じになってしまった。

                  サラッティのグループは先に帰るらしいので、今日は帰りはセティファムと一緒になれるかな、なんて考えてしまっていた。

                   

                  学校ではほとんど図書室で資料集めをしていたので、サラッティからのメールに気付いたのは午後のグループ討議が始まる直前。

                   

                  それを見ると、華やかな文字で

                   

                  「歌、とっても良かった。」

                   

                  と書いてあって。ちょっとホッとしたところ。

                   

                  そして午後のグループ討議。

                  塔のある大陸で起こっている異変は、なぜそうなっているのか、

                  そのあたりの話はあまり議論されて無いけど。

                  「原因はあって無いようなもの見たいよ。」とはライレット。

                  特に何の原因があると言う訳ではなくて、自然と変化して行っている、そんな感じだとか。

                  「人の意識の変化かな。」

                  というのはアララ。今まで全体でまとまっていた意識が、次第に「個」としての意識を持ち始めると、その個の意識を発展させようとするので、それが結果的に分裂しているようになってしまうのだとか。

                  と言う事は、今あの大陸はその意識の変化を行っている最中?

                  「僕らのこのレムリアだって、皆の意識がそうなっていったら、同じ結果になるかもしれないよね。」とアララがあっさり言う。

                  「その意識の変化って、なんでそうなるのかな。」

                  「個体である僕らは、それぞれの意識を、それぞれの肉体の中で高めて行かないといけないんだよ。宇宙意識の中にあるチップみたいなものなんだから。チップ1つ一つの性能が上がれば、その端末の性能も上がるだろう?それと同じ事が今あの大陸では行われている感じじゃないかな」

                  「バージョンアップするための崩壊?」

                  「崩壊じゃないよ。リニューアルじゃないかな。」

                  「ということは、あの大陸はそのままじゃないって事。」

                  「時期に変化が訪れるんじゃないかな?」

                   

                  一人一人の意識変化が宇宙すべてに影響を与えて行く。

                   

                  そういう感じなのかな。

                  と男2人で塔のある大陸の話をしている間に、ライレットとセティファムは具体的な影響を調べていた。

                  大陸から集中した情報が来ないために気象情報が作れないのならば、来年の終了がこれくらい落ちるのではないか。とかそういう具体的な話。

                  学校は、自由に使える巨大な「ゲートシステム」が存在していて。そこに端末をつなげてシュミレーション情報を送り込むと、早いところで数分でその結果が出てくる。

                  ぼくらはその結果を見て、判断していくだけ。

                   

                  26の存在は、地球上にグリッドを作った。それは安定して意識を惑星に固定させるためのグリッドであり、宇宙意識、他の惑星からの宇宙意識の強い影響を受けすぎないようにしてある、そういうものであるけど、他の星からの宇宙船や衛星からの撮影はできるようになっている。

                  しかし、なぜか塔の上だけは、他の意識が入れないように結界を作り上げてある。

                  これは、その大陸がそこだけの特殊な意識形態になっているからだと言う話だけど。

                   

                  だから、気象的、地理的な情報などがその地域だけ得る事ができない。

                  これは困る事なのだけど、26の存在と言うモノとアクセスしている人がレムリアにはいないので苦情を伝える事も出来ない。

                   

                  いや、国の上のほうではやりとりしているのかもしれないけど。

                   

                  僕らは今分かる情報だけで、今感じられる事柄をまとめ上げて行く。

                  端末を使っているセティファムの横顔を見て、

                  そうか、こうやって一緒にできるのもあとわずかなんだな。

                  と思っていると、セティファムと目が合う。

                   

                  僕の考えを読んだのか、セティファムは僕に微笑みかけ、

                  「ぼんやりしないで、さっと資料まとめたら。」

                  と言ってきた。

                   

                   

                  その日の帰り道。セティファムと一緒にデシックルを押して歩く。

                  なぜか、ゆっくりと歩きたくなったから。

                   

                  「明日からの宿泊研修、楽しみだね。」

                  「うん。」

                  「どこに行く?」

                  「私は、これからその街の近くに住む事になるから。なんとなく前準備的な感じになっちゃうのがいやだから。買い物とかそういうモノよりも、いまでしか見られないところに行く事にしたの。」

                  ということは、髪留めを買うと言うシェラットの野望はかなわないのかな。

                  と思ったけど、それもシェラットの運命だ。

                   

                  「僕らは見学のときしか入れない、宇宙船の発着場とかに行くよ。」

                  「あ、そこは私も行く。」

                  「じゃ、時間が合えば会えるかもしれないね。」

                   

                  そんな事を話しながら、ゆっくりと歩いて帰る。

                  なんとなく、こういう時間も大切な気がして。

                   

                  | ケーシー・リング | レムリアの記憶 | 09:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  晦日ですが、イラスト紹介
                  0
                     ケーシー・リング < アトランティスの記憶 >

                    から始まったこのブログも、今は「レムリア青春物語」になっておりますが。
                    自分で書いてても、こうなるとは思いませんでした。
                    まさか、学園物になろうとは。

                    さて、
                    アトランティスの終末期、毎度専属挿絵師の方にイラスト頂いていたのに時間なくてアップ出来ておりませんで。

                    今頃アップさせていただきます。本文中にも入れていきますので、また正月休みにでも読み返していただけましたら、

                    この話は「生まれ代わり」、「転生」が1つのキーワードになってますので。
                    主人公とヤーフルの二人の生まれ変わりのかかわる時期、それを使って書いたものですので。
                    その間を埋める話として、今のレムリアの話もリンクしておりますかね。

                    ご質問でも良くくるので、ここで種明かししますけど。

                    主人公、「僕」は終末期では「フェール」です。
                    「ヤーフル」は、「カズール」なんですけどね。
                    じゃあ、あの主役級の働きをした「アレス」は誰?とかヒロイン張ってた「フルカ」は?とか思われるかたも居そうですが。

                    とりあえず今回の話では終末期だけの出番という事です。
                    フルカあたりを主人公に話書くと、それはそれで面白そうだな。
                    と考えたりしますが。

                    こちらの都合上、かなり端折った部分(降りてくる話を書きとめるのに精いっぱいで)が多いので、今後そのあたりを書き足して、何か形にできればな、と思っております。

                    まずは、カズールが放浪していた時のイメージ。
                    かなり放浪した感じが出ております。





                    次いで、26の存在達。

                    毎度ファンタジックな、幻想的な画で素晴らしいですね。私にはこういう絵が書けないのでうらやましいです。



                    私的には結構お気に入りのキャラ「シェズ・アーム」なんですが。
                    これ、良い感じです。こんなシーンが確かに頭に浮かんでました。。
                    シェズもどうなっちゃったんでしょうね。そんなに悪い人ではないんですけど。



                    そして、最後の方。アレスが一人暴走を止めるために進むシーン。迫りくる危機に一人立ち向かう様ですね。



                    最後に、沈む風景。




                    すべてはこれで終わった、という感じになりますが。
                    まだ、その意識と流れは今の私達の中に存在していて。
                    その状態がいまだに繰り返されている。
                    そういう感じのラストではあります。

                    この終末期を書くために、他の時代の話があった、という感じでもありますので。
                    これだけ豊かなイラストが入ると、また文章も生きてきますので、ありがたい限りですね。

                    | ケーシー・リング | アトランティスの記憶  | 09:00 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
                    二兎
                    0
                       

                      「アレットは、なんで私に歌作ってくれる気になったの?それまで断っていたのに。」

                      と聞かれて。

                      「最近、こうやって普通にしているのもいつまで続くのかな、と思ったら。歌を作る事も、僕がもしも居なくなった時の記憶くらいになるかな、なんて思って。」

                      と言うと、サラッティが急に心配したように

                      「どこかに行くの?」

                      と聞いてきたので、僕は急いで否定して

                      「そんな気分になったんだよ。季節も秋だし。」

                      少しホッとした様子で、サラッティはふと歌を口ずさみ始めた。

                      秋の風に乗って、周りでざわめく金色の畑の音も歌にピッタリと合っていた。

                       

                      その歌が終わるまで、僕も静かに聞いていた。

                      「良い歌だね」

                      終わってから僕が言うと、ちょっと目を閉じて、サラッティは歌の余韻を感じてから。

                      「これ、私も気に入っている歌。」

                      でも誰からもらった、と言うのは言わない。

                       

                      これは、僕にこれ以上の歌を作れと言うプレッシャーかな。

                      なんとなく、夕日の傾く空を眺めてしまった。

                       

                      「アレットは、同じ学年で歌を作るのは私が初めて?」

                      サラッティが聞いてきたので、反射的に

                      「同時進行でもう一人作っているけど。」

                      と僕が答えると、急に表情が険しくなった。え?なんかマズイ事言ったかな。

                       

                      「セティファム?」

                      サラッティが聞いてきたので、そうだよ、と答えると。

                      キッと睨むように僕を見て。

                      「なんで?」

                      その迫力に少したじろぎながら。

                      「頼まれたから。」

                      「アレットは、頼まれたらそうやってほいほい歌作るの?」

                      「いいや、ちゃんと相手は選ぶよ。」

                      「その基準は何?」

                      と聞かれて、うーむ、と考えてしまった。

                      「ある程度の好意がないと作らないかな。」

                      となんとか答えると、

                      「ある程度の好意・・・・・。」

                      とサラッティがつぶやいて、そして大きく息を吐いた。

                      「そうね、アレットはそういう人だものね。」

                      とつぶやいた後

                      「じゃあ、どっちのほうが好意の量が多いの?」

                      と聞いてきた。

                      それは測れるもんじゃないし。

                      そもそも、将来は一人の男女だけで繋がる訳でもないんだから、なんで今からそういう相手と比べるような事するんだろうか。

                      と思うのだけど。

                      「両方とも同じくらい、って感じかな。」

                      と言うと、

                      サラッティは

                      「どこがどう同じくらいか教えて。」

                      と必要に食い下がる。

                       

                      結局、そのあたりの話で集落の入り口まで問い詰められたが。

                      「僕には判断できないから、歌で判断して。」

                       

                      と言って逃げてきた。

                       

                      家に帰って、食事時にレル姉にこう言う事があって、なんでそうやって比べるのかな。

                      と聞いてみたら。呆れた顔をされて。

                      「あんたが無神経だからだ。」

                      とあっさり言われた。

                       

                      「だいたい、レル姉くらいになると、繋がる相手はたくさんいるわけだし。同時に一人ってわけではないだろう?なんでサラッティはそこにこだわるのかが僕には分からないな。」

                      「じゃあ、セティファムがあんたと違う男の子と仲良くしているのを見て、何も感じずにいられる?」

                      そう言われるとそうだが。

                      「そう言う事。あんた達のようなまだ若い子らは、まだまだ未熟だから一人ずつとの関係しか結べないのよ。だから、その関係を大切にしないといけないのに。」

                       

                      「アレットのそのあたりの性格は、お父さんにそっくりなのよね。それが心配だったけど。それは、結構もめ事になりそうな感じね。」

                      とため息交じりに母親が言った。

                       

                      「サラッティでもセティファムでも、どっちも良さそうな子じゃない。あんたもどっちかは必ずモノにするのよ。」

                      「なんだい、そのモノにするってのは。そういう事はあまり考えてないよ。」

                      「その選択次第で、我が家の今後が変化するんだから。私達にも重要な事よ。」

                      「二兎追うものは一兎も得ず。という言葉もあるから。それに気をつけなさい。」

                      とは、母親からの警告。

                       

                      二兎追っているのかな。

                       

                      セティファムとメールは、

                      「今度のグループ討議の発表が終わるまでは大丈夫みたいだから。食べ物に関する話を詰めていきましょう。」

                      という感じの内容であって。一言も歌については書かれていなかった。

                      期待してないのか、それとも信用しているからなのか。

                       

                      とりあえず、サラッティへの曲を今日中には仕上げないといけないので、そっちに集中して。

                      仕上げてから、ちょっとお茶を飲んでホッとする。花の香りのするお茶で、これは不思議な事に塔のある国や他の広い地域で飲まれていると言う。

                       

                      サラッティの感じが良く出ているし、僕的には良い曲に仕上がった自信はある。

                       

                      よし、これで、次のセティファムへの歌に取り掛かれるな、と思ったところで。

                      そういえば、なんでぼくはこうやって二人に歌を作ろうと思ったのだろう。

                       

                      最初にセティファムかの歌を作る事を受けたのも、セティファムが引っ越すからだし。

                      なら、サラッティにも作ってあげないといけないかな、と思ったから作っているんだけど。

                      でも、サラッティのほうはセティファムの前の練習みたいな感じで捉えていた事もあって。

                       

                      ということは、僕の中ではセティファムが一番なのか?

                       

                      なら、なぜサラッティにも歌を作ろうと思ったんだろう。

                      たまに、自分の心の感じが良く分からなくなる事がある。

                      高次意識とつながっても、日常生活での思考は「現世意識」なので。

                      そこまで洞察力があるわけでもなんでもないし。

                       

                      一番良く分からないのは自分の心なのかもしれない。

                      そんな事を考えてしまって、セティファムの曲作りまでは今日は行きつかなかった。

                       

                       

                      | ケーシー・リング | レムリアの記憶 | 08:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                      旅の前
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                        今日もサラッティと学校に行く事になったのだが。

                        まだ歌は完成していないので、2日後くらいになりそうかな、と言う話をしていたら。

                        「じゃあ、宿泊研修前にはもらえるのね!」

                        と喜んでいた。

                         

                        いろいろとお世話になっているし。その感謝の気持ちを表現できていればいいけどなぁ、と言うと。

                        「妙に年寄りっぽい事いうのね。そのあたりがアレットらしくていいわ。」

                        とサラッティは笑った。

                         

                        デシックル置き場に来て、向こうにセティファムが居るのを見つけたので、

                        サラッティに「ちょっとここでやる事あるから、先に行ってて。」と言って、僕はセティファムのところに行った。

                         

                        セティファムは僕の姿を見て、一瞬横を見た後「おはよう」と笑顔を向けてくれた。

                        久々に普通にあいさつできたような気がして、僕も嬉しくなる。

                        別に、サラッティが邪魔とかそういう訳ではないのだけど。

                        僕とセティファム2人とは多少リズムが異なるので、いつも通りのやり取りができにくくなるのはある。

                         

                        「どう、今度のグループ研修は?」

                        「メンバー的には面白そうだから。行くのは楽しみ。」

                        と言う感じで学校の会話をした後、今後どういう風になっているのかを聞いてみた。

                        すると、セティファムは、今のところ、研修までは大丈夫だけど、来月になってからは分からないという話だった。

                        「書類の手続きが終わったらすぐに移動になるみたい。」

                        と少し寂しそうにセティファムは言う。

                         

                        そうか、意外と早くなりそうなんだね。

                        と僕が言うと、セティファムは無言で頷いた。

                         

                        メールや端末でのやり取りもできるけど、やはりこうやって直接会って会話することで、いろいろと伝わる事もあって。

                        互いに言葉に出さないけれども、そこにある確かな気持ち、というか、そういうものは互いに感じる事ができた。

                         

                         

                        遠くに行くと会えなくなるのは寂しいけど。

                        デシックルでなくて、ギュロスト(電車みたいなもの 町の間を結ぶ公共の乗り物)であれば2時間くらいの距離だし。

                        完全に会えなくなる訳でもないから。

                         

                        でも、今のこの感じを忘れたくないな、とも思う。

                        だから今朝は他愛の無い話をしながら、久しぶりに二人で学校の前まで一緒に移動した。

                        今まで普通と思っていた事も、いろいろと変化してくると普通では無くなる事もあって。

                        ここ数日で、それをひしひしと感じてしまった。

                        普通に、前のようにあっさりと分かれて互いの学校に入って行く。

                        その後ろ姿を目に焼き付けて。

                         

                         

                        と言う事で、シェラットと会って朝から無駄に会話するのも、

                        「これもいつまで続くかわからないんだよな。」

                        なんてしみじみ思ってしまったりして。

                        「お前、なんかあったのか?」

                        とシェラに聞かれたりしてしまった。

                         

                        「なあ、セティファムの好きなモノってなんだよ。」

                        と僕に聞いてくるが。好きなものって、

                        「リンゴの蒸したやつかな。」

                        「食べ物以外」

                        「セルト柄(セルトという植物の葉をモチーフにしたもの)のマフラー良く身につけてたね。」

                        「おまえ、今冬じゃないだろう。今あげるとしたら何が喜ぶかなってことだよ。」

                        「秋だから、マフラーでもいいんじゃないの?手編みして。」

                        「俺がそんなに器用か?もっと楽でいいものだよ。」

                        自分でそれくらい考えればいいのに。と思いつつも、そういえば、セティファムに以前自分が上げて喜ばれたものがあったなぁ。と思いだしてみて。

                        「髪留めでもやれば?」

                        と言ってみる。セティファムは髪が長いので、何かとご飯食べる時、作業する時は髪の毛を何かでまとめて居るから。似合いそうなの送れば喜ぶんじゃないの。と言う話もして。

                        シェラットも、それなら予算内だと思ったのか、一人納得していた。

                        「でも、どこで渡すんだ?」

                        と僕が聞くと

                        「それは、宿泊研修の時に決まっているじゃないか。宇宙港のあるフェリュラにはお店もあるし。買い物も時間も作ったし。その時にさりげなく買ってあげるんだよ。」

                        と言う事。

                         

                        それで、早速端末でそういうものが売ってありそうなところをチェックして、今回の研修での自由行動のルートに入れこもうと言う事らしい。

                        頑張るものだ。

                         

                        今日も一日、宿泊研修の内容を詰める感じなので、朝からグループに分かれての行動になる。

                        今月末にはグループ討議の話を詰めないといけないけど、その前にある宿泊研修でのやり取りで、今週は終わってしまいそうだ。

                         

                        明後日から2泊、宿泊研修になるので、その行動予定を今日中に詰めておかないといけない。

                        今回の見学は、一日目は穀物地帯から抜けだして、都市の地域に移動して。そこで都市の仕組みを勉強するというもの。

                        ここはグループごとに決められたルートを行くので、特にこちらで決める事はなくて。

                        先生達の誘導に従っていくだけ。

                         

                        その日は都市のホテルに宿泊して。そこでの仕組みをいろいろと体験して行くというもの。

                         

                        翌日は都市から隣接する宇宙港へと向かう。

                        宇宙人の滞在地などを見学後、宇宙とのやり取りの流れを見せてもらって。

                        そこから自由行動。

                        宇宙港のどの部分をグループで探索するか、というのを僕らは決めないといけない。

                        いろいろとルートは決まっていて、それを選択して行く感じなのだけど。

                        そのルートだけで100パターンくらいあって。

                        それはそれで迷う。

                         

                        「どうする。美味いもの食べられるのにする?」

                        「いや、やっぱり惑星間をいくロケットを見ないでどうするよ。」

                        「アシュトル星からの人達の町にも行けるんだって。」

                        「どうせならプレアデスの方に行かないか?」

                        「だって。あそこは一般人立ち入り禁止だろう?」

                        「ほら、ここから入れるようなルートがあるわよ。」

                        「いや、これはただ通り過ぎるだけだろう。ほら、立体図見てみたらわかるさ。」

                        とか端末にうつる画面をみんなで弾きながらやり取りを行っていく。

                        こう言う場合は、机の上が巨大な画面になるので、そこに皆の情報を映し出して、それをそれぞれの端末で操作してやり取りする感じになっている。

                         

                        「アレットはどこ行きたいの?」

                        とサラッティが聞いてきたので

                        「そうだな、宇宙船が発信するところが見たいかな。」

                        と言って、宇宙港の展望所を指し示す。

                        「私もそれに賛成。他の人は?」

                        とサラッティが聞くと、皆そこに行くのは賛成と言う事で。

                        ルートが「宇宙港」、「ヒューマノイド型宇宙人のいる街でのショッピング」、「宇宙船博物館の見学」とそう言う感じになった。

                        その後、宿泊所に直接移動する事になっている。

                         

                        それぞれの端末に発信器もあるので、どこに誰が居るのかは先生達も一目了然だし。

                        都市の集中コントロール室からは僕らのいる場所、これから向かう場所まですべてチェックしてあるらしいので、行方不明になったり、迷ったりする事もない。

                        とはいえ、多少迷っても誰も助けには来てくれないけどね。

                        それくらい自分でなんとかしないといけないようだし。

                         

                        今日はそう言う感じで、宿泊研修の内容を決めた感じで終わって。

                        そして帰る時間。

                         

                        「一緒に帰ろうよ、アレット」

                        とサラッティに捕まってしまったので。一緒に帰る事になった。

                         

                        | ケーシー・リング | レムリアの記憶 | 20:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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